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外資系リーマンのゆるコミット

必ずやります、たぶんそのうち

若い世代が外資系を選ぶことで避けられる一番のリスク

以前も、「外資系企業で働くことのリスクは巷で思われているより高くない」ことを書いた。

yurucommit.hatenablog.jp

最近改めて、外資系企業の魅力について感じることがある。

それは「極端にダメな人がいない」ということである。

「ダメな人」だなんてすごい傲慢な表現だけど、やっぱり世の中にはいるんですよ、やる気もスキルも著しく低い人たちが、、

別に仕事への価値観や姿勢は人それぞれだし、楽してテキトーに毎日を過ごすことはそれはそれでいい。

でも、成長著しい若手がこういった人たちと強制的に働かせられるのは大変もったいない。

外資系企業を選ぶことによって、高い意識を持った若いビジネスマンが「成長機会を奪われるリスク」を避けることができるかもしれない。

一般的に外資系企業は優秀な人が多い、とはよく言われる話だが、ここでは「優秀な人が多い」という点ではなく、「ダメな人がいない」ことの利点について掘り下げてみたい。

外資系企業と一口に言っても社員のスキルレベルは会社によってまちまちだが、共通して言えるのは極端にパフォーマンスが悪い人は会社にほとんどいないということだ。

多くの日系企業では、特に出世競争に敗れた中高年層を中心に、残念ながらスキルも意欲もなく「この人はやばい」と思うような人が一定数存在する。

それらの人達は、元々の能力が低いというより、長いサラリーマン人生の中で、厳しい経験をしてこなかったとか、ぬるま湯につかりすっかり身も心も緩んでしまったという場合が多い。

昔どんなにやる気に満ち溢れた若いビジネスパーソンだった人も、数十年という時間の過ごし方を間違えれば、徐々にやる気と能力は低下していく。

外資系企業ではそういったビジネスマンとして枯れてしまった人達というのがほぼ存在しない。

理由はもちろん、そういった人達は自然と淘汰されるからである。

明確な役割と価値をもたらしていない、モチベーションが著しく低いと判断されると会社にはいられない。

偶然紛れ込めたとしても、周りからの風当たりが次第に強くなり、途中でクビになるか本人が会社に居づらくなり自然とどこかに去っていく。

 残った人は自然と、最低限の意欲と能力を持った人達ということになる。

 

このことは、ビジネスマンとして成長期にある若手が外資系を選ぶ大きな理由になりうる。

それは、「ダメな人と働かなければならない」という「ハズレくじ」を引く確率が非常に低いからだ。

もともと、意識の高い学生が会社を選ぶ理由として「優秀な人と働きたい」ということを上げるのは定番になっているが、実は「優秀な人と働けるかどうか」ということよりむしろ、「ダメな人と働かなくて済むか」ということの方が健全な社会人としての成長を考える上で、何倍も重要である。

思うに、元々能力があり意欲もある人というのは、周りに優秀な人がいなくても自分で勝手に伸びていく。

配属された部署に尊敬できるような人がいなかったとしても、他の部門で手本になるような人を見つけたり、お客様からの叱咤激励を受けながら成長のヒントを得ていくことが出来る。

「優秀な人が周りにいない」ことより、「ダメな人と強制的に働かせられる」ことの方が問題はより深刻である。

モチベーションやスキルが極端に無い、自分で行動はしないのに人の批判ばかりする、人の足を引っ張ったり士気を下げるような言動を繰り返す。

このように仕事への姿勢や人間性に問題がある人がもし上司や先輩になってしまうことは、能力と意欲がある若手にとって大変大きなリスクである。

 

まず問題なのは、ダメな人に仕事のレベルを合わせるという不毛な気遣いをしなければならないことである。

特に多くの日本企業では年齢による上下関係がことさら重視されるため、能力のある若手のワンマンプレーは強い反発を受けやすい。

周りとうまくやっていくためには、ダメな人たちにある程度気を使って仕事をしなければならないが、成長期にある若手にとってこのようなブレーキは無駄以外の何物でもない。

世間には自分より凄い人達がゴマンといて、彼らに追いつくために毎日成長しなければならない若手が、何が悲しくて枯れたおじさん達に気を遣って足を止めなければならないのだろう。

例えば、Jリーガーの中に一人、二人中学生が混ざっていたとしたら、そのメンバーにだけはゆっくりとしたパスを送らなければならない。

そんなことをしているうちに、一流の選手が求めるパスが出せなくなっていく。

ダメな人と働くことはそんなリスクを抱えることを意味する。

そして、何より怖いのがそのモチベーションの低さに自分も知らず知らずのうちに毒されてしまい、その人たちと同質化してしまうことだ。

周囲の影響というのは、自分が思っているほどに強く、また多くの日本企業の場合、協調性や連帯意識が重視されるので、知らず知らずのうちに危機感の無いゆったりしたペースに自分も巻き込まれてしまう。

適当に仕事をして、立ち飲み屋で延々と会社や上司の愚痴を言っているような人達と時間を過ごしていれば、いつしかそれが心地よくなり、ましてそうしてみんなと仲良くしている方が会社から評価されるなら、それでいいやと思ってしまうのも仕方がない。

 

もし、最もビジネスマンとして成長できる20代をこのような「ダメな人たち」と過ごしてしまったら、そこから一念発起したとしても、もう一流の環境で、一流の人達と仕事をすることは非常に難しいと言っていい。

厳しい環境にいて修羅場をくぐってきた人達は、相手がどれだけの意欲を持って仕事をしてきたかをすぐに見抜く。

この人は十分な経験を積んでいない、危機感を持って仕事をしてこなかった、と思われたら対等な立場で相手をしてもらうことはできない。

「ダメな人」と一緒に時間を過ごすことは、優秀な若手の未来を潰してしまうほど非常に大きなリスクなのである。

このようなリスクは、成長を考えて大きく成功したいと考える若手ビジネスマンにとってはぜひ考えて頂きたいポイントである。

自分が定年を迎えるまで、今いる企業が存在しているかなんて誰にもわからない時代。

企業の規模や目先の安定にとらわれない職場選びが益々重要になってくる。