コミットします!気が向いたら
コミット=「強く約束する」「責任を引き受ける」
外資系企業はコミットという言葉が大好きだ。
結果至上主義を高らかに掲げる外資系企業の多くは、経営層、マネージャークラスはもちろん、個々の従業員に対しても、結果に対してのこだわりを強く求める。
「あなたは今期の数字をいくらコミットするのか」
「このプロジェクトにどれだけコミットできているか」
などといった会話が社内で日常的に交わされる。
社内でコミットという言葉が意味するものは非常に重く、
「この数字をコミットします」
なんて安易に宣言しようもんなら、結果が出なかった時にはえらい勢いでしばかれる。
「お前、コミットするって言っただろ?」
「どうやってリカバリーするんだ?」
と、厳しく責任を追及される。
それはもう、厳しく追及される。
しばしばその責任追及は、自分の努力ではどうしようもないことにまで及ぶ。
時に上から強引に宣言させられたコミットに対して、説明責任を果たさねばならぬこともある。
一緒に目標を立てたはずのマネージャーもいつの間にか敵に回っていたりする。
(これ、あなたも一緒に関わっていた案件なんだけど。。)
(あの時、失敗する確率も高いと報告したはずなんだけど。。)
そんなもんは関係ない。
「だって、コミットしたんでしょ?やるんでしょ?」
はい、そうでした、言わされたような気がしなくもないですが、コミットしたんですよね。
じゃあやりますよ、何があってもね。
お客さんが大きなリコールを起こしてしまい商談が吹っ飛んだとしても、
自分が急病でぶっ倒れて2週間仕事が出来なかったとしても、
会社にはなんの関係もないですもんね。
結果は結果ですもんね。
やりますよ!!!
いつかね、
そのうちね、
気が向いたらね。
でも、今日はとりあえず帰って、ビール飲みながらブログでも書こ。
やる気はあるけど、まだ出ない。
そんな気持ちの時に書くブログ。
仕事にはコミットが必要だ。
でも、人生にはそんなもんイラね。
どうぞよろしく。
2015年 秋